SSS

SSS

碌碌

※高校生あらすじ:付き合っていないにも関わらず、まるで恋人であるかのような雰囲気を醸成していたなまえちゃんと一松。距離感のおかしい二人を間近から眺め、その内あるまじき一線も越えてしまうのではないかと僕───松野チョロ松は考えていた。しかし。...
SSS

どいつもこいつも

※ひとが死にます 佐藤さんの黒い幽霊の自我が形成されつつあると、そう確信を得たのはここ数日のことだ。佐藤さんには告げてはいないが、実は当初は失礼ながらも計画がここまで順風満帆に進むとは思わず、更には黒い幽霊に自我なんてものを付属させるのも不...
SSS

断罪っ!

繰り出すポケモンやバトルの展開方法をはじめとして、トレーナー本人の些細な所作やその体格までもが行方知れずの昔なじみと酷似していた。犯罪組織の一員と面影を重ねるなど当の本人にとって不名誉かつ失礼にあたる行為であるとは思ったが、気のせいだと首を...
SSS

惑惑

※高校生「これよりなまえちゃんの破局パーティーを開催致しまァす」「おい……本人の前でそんな軽率に」「ジャンクフードにコーラもあるよ」「ノーダメージ!? というかなんでまた僕も」「開催場所が松野家だからね、仕方ないね」「そう気にしなさんな」「...
SSS

「 」

なまえはネコと対峙していた。一松の話によると、どうやらこのネコはデカパン博士から投与された薬の効能により人間の気持ちが分かる性質になっているらしい。それが真実か否か、確かめる術はネコと関わるしかない。意図せず正座をするような緊張感の中、なま...
SSS

犯人に告ぐ

「これ、昨日忘れていったやつね」「え?忘れていったって、どこに」「え、どこって、わたしの家に」「……俺なまえの家に行ってないんだけど」「え」「さては誰かが俺のフリして行きやがったなぁ!? 後で説教だ、説教!」「……」「てかなまえも気づけよ!...
SSS

これは倖せになるためですので

事の発端は何だったか。思い出すのも面倒だ。ただ、なまえがどうしようもなく俺を苛つかせたという事だけは明白だった。いつもの平和呆けたへらへら顔は、こうやって少しばかり痛い目に遭わせただけで、あっという間に怯えた表情へと早変わり。そしてその変化...
SSS

すくうだけ

「なまえちゃんの彼氏いるでしょ? 僕の聞いた話によると、結構女癖悪い奴みたいでさー、浮気してるみたいなんだよね。でも#なまえちゃん気づいてないし、それどころか貢いでるって言うじゃん。バカだよねえ、何で気がつかないんだろ。しかもその男の顔も、...
SSS

野球の拳

「おそ松兄さんからでんごーん」「弟をパシるとはなんて長男だ」「今すぐ松野家に! 集合!!」「え、これから出かけ……ウ、ウワァ~ッ!」!「おそ松兄さんおそ松兄さん! なまえちゃん連れてきたよ」「良くやったぞ十四松ぅ~。よし二人とも、野球するぞ...
SSS

超悪

「なまえ、なまえ」「木舌さん……またえぐられたんですか」「まさか! あれ以来、どうも眼玉が落ちやすくなってねぇ」「それは困りものだぁ」「ってことで、おれの片眼の行方、知らない?」「う~ん、見てないです」「そっかぁ。そうだよなぁ。チョベリバ」...