SSS

「なまえちゃんなまえちゃん」「……」「無視しないでよ～オレ泣いちゃうよ？」「……」「ねえってば～」「……はあ」「あーもう溜め息すら愛おしい」「（コワ……）」「ねね、どこ行くの？」「ガルガリさんには関係ありません」「エ～！　じゃ、付いて行っち...

「はいはいビームくんはかわいいねえ」「ごろごろ」「よしよしなでなで」「キャッキャッ」「………………」「デンジくんどうしたの」「ビームばっかズリィ……」「チェンソー様すみません！　オレばっか撫でてもらって！」「お前もうしゃべんなムカつくから」...

「やあ」「げえ」「随分な第一声だな」「前も言ったけど俺ぁてめぇのこと嫌いなんだよ」「僕はきみのこと嫌いじゃないけどね」「へーへーそうですか」「マキマに会いに来たのかい？」「……いつも思ってっけど呼び捨てやめろよな。俺より仲良いアピールですか...

「なまえちゃん！　なまえちゃん！」「ビームのヤロ～……気安くなまえの名前呼びやがって……」「なまえちゃん！　明日一緒にデパートに買い物行こ！？」「どこの悪魔がショッピング楽しむってんだよ！」「なまえちゃあん！」「るせエ！！」「ア、チェンソー...

「オレには浄化するんじゃなくて殺すって言うんだな」「お前に関しては特別だからな」「嫌な特別……」「何か不都合なことでもあるのか」「ああいや、せっかくだから仲良くしたいもんだろ？」「断固拒否する」「そんな食い気味に即答しなくても」「お前は見て...

ファイトエリアにバトルフロンティアという新施設が設立される予定らしい。その知らせを聞いた僕は、ホウエンへ旅行することを決めた。そろそろバトルに明け暮れていたポケモン達を休ませないとなあと思っていたし、いい機会だ。それに完成するにはまだ時間が...

「味薄すぎ」　苛立ちを含んだ静かな声が、ぴしゃりと投下された。少年───なまえは、不機嫌そうに口元を歪めた少女───ダイアナを一瞥し、呆れた表情で肩を竦めて「悪かったよ」と返事をした。　食卓に並べられた皿は全て、綺麗に平らげられている。ここ...

カウンターに金が置かれる。「まいど！」ザッカリーは札束を一枚一枚数えると、にっこりと目の前のキャップを被った男へ微笑みかけた。「笑うな気色悪い」「突然の罵倒をありがとよ……………………」「俺は行く」「あ、そう……」「扉が開かない。お前のせい...

「お前と話す時間が惜しい。俺に構うな」「そう言ってもオレがいないとストーリーが進行しないんだが」「寧ろそれを望んでいる」「え？」「なまえはこの世界にいるのが相応しい」「……その考え、なまえは知ってんの？」「何故話をする必要がある」「うわ……...

「今日もなまえはかわいかったな」「……」「あんたもそう思うだろ？」「……」「無視しちゃってどうし」「殺す」「さいなら！」　ザッカリーは地獄の果てまで追いかけられた。